第70話どうでもよしこ、出世しました。
ところで、出世しました。この四月に管理職になりました。
第69話 子育てと仕事を両立させるリアルな方法がひとつだけある。
よしこさんって仕事めっちゃ忙しいですやん。で、家事も子育てもやってますやん。その上漫画までやってますやん。どうやってるんですか。
ってよく言われるんですが、実に答えに困る。
どうやってるもなにも、なにもやってまへんがな。
で、なにもやってないとまあいろんなことが起きますよ。ほんと。
まず、家が臭い。
それに洗濯物はたまるし、流しに洗いものをためすぎてるので、洗うときは、もうキッチン泡ハイターさまさまである。それで流しにたまってる洗いものをどけたときに出没する不足の事態に対応する。
それでも家中クイックルワイパーですませようとしている。
布団は猫がおしっこしまくってるんで常に臭い。
あ、こんなことしてたら虫がわきます。すごいよ。1週間ぶりに布団あげたら、たいてい虫がいるよ。普通の女子なら卒倒するくらい、気持ち悪いシミっていう名前の細長い灰色の虫。
仕方ないんで、部屋の四隅や畳の縁に殺虫剤をまく。経験上ゴキジェットノズル付きが効く。
で、昨日もシューシューやってたら、夫が小梅ちゃん(猫)に、小梅ちゃんそっち行ったらダメだー!!と必死で止めていた。
それに、ゴミ箱ってないねん。うち。うつしかえんの面倒なんで。もう、ごみ袋に直。で、ごみ出し忘れることが多いんで、使ってない部屋にごみ袋が5つくらいたまっており、こないだ旅行から帰ってきたとき、臭いに夫が悶絶していた。
毎週日曜日夜の儀式。それは、冷蔵庫でくさっている食べ物を捨てること。2週間前に希望に満ちて作ったカレーを捨てること。
最近、家庭教師の先生が家にきている。そのときはさすがに少し掃除をしてるんですが、しかしなんだね。君いつもティッシュで机の上をふいてからテキストを出すね。
しかし。。
この間とある子育て漫画家の方が夫に家事をやらせる方法とやらのブログを読んだ。
朝から晩までの家事を時系列で細かくホワイトボードに記し、マグネットで夫と妻の役割分担を決めていた。朝ごはん作る係と食べさせる係まで決めておった。ひとの家のことだから、私には関係ないけど、
こんな家、地獄やな。
いいじゃん、家事なんか誰もやらなくても。あ、でも、昨日家族でラーメンを作って食べたんだけど、きれいなコップがなくて、ラーメンの汁で夫が薬を飲んでいた。
すいません。家事をできない私を支えてるのは、実はこんな生活を楽しんでいるモノ好きな夫なのかもしれないと、いま気づきました。
そして、子育てと仕事を両立させるリアルな方法がひとつだけある。
それは、そんなものはこの世にないことをさっさと知ることである。両立なんて真面目なようで、実は欲深いだけなのだよ。
きれい好きすぎて、生活に疲れ会社を辞めたママを、私は知っている。
最近思う。もうおおまかなことが合ってればそれでいいかな。と。
っというのは、うちの会社ではないけど、
自分にとって完璧な仕事をしすぎて、 潰れていく女の人(なぜか女性に多い)を沢山見たから。会社辞めたり、倒れたり。大勢に影響ない細かいところばかりつめたって、意外と評価されない。女性は評価されないのは案外気にしないもんだけど、夜中まで仕事してしんどいのに孤独になるだけ。
しかし。
この間お金におおまかすぎて、こないだピザーラで久しぶりにピザを2枚頼んだら5000円近くした。そやねそやね。ピザって贅沢品やったね。1日の食費5000円って。。
ってことで、もうゴールデンウィークやね。明るい出費を目指して、次回は4月29日。あと、最近なぜか読者の数が増えてとてもとてもうれしいです。わたしみたいなひといるんだ。これでいいのだと毎日気楽に暮らしていきましょう。
#子育てと仕事の両立
#片付けられない主婦
第68話 君の言ってることは全て正しいが、全く面白くない。
最近、正しい人が多いね。なんでも自粛させたりさ。
でも私、昔から正しい人があんまり好きじゃない。
もう十年位前の話だけど、
とある競合コンペの仕事をしていて、とある男子が、私のそばに勢いよくやってきた。
なんでも、私が書いた企画書のストーリーが気に食わんらしい。
で、まっすぐな目をして
よしこさん、僕勝ちたいんです!勝ちたいから言わせてください!
と言う。
「なんや君。気色悪いやつやな。」
と思わず本人に言うてしもて。
「あの、君、仕事なんやから普通に意見言うたらええやんけ。」
それに。。苦手やねん。この自分の気持ちに正直系の人。
「君の勝ちたいという気持ちは誰よりも尊いのかい?」
とか、言うてもうて、もう炎上どころの騒ぎではなかった。亀裂っていうのあれ。
数年後やっとその人と普通に話すようになりましたが、あの時はほんとすいません。言い方ですね言い方。
でも昔から
この純粋な気持ちっていう誰にも否定できない安全圏から人にもの申す感じが、私あんまり好きじゃない。
その正義感の裏には、人を制したいとかジブンをアピりたいとかスケベ心がまる見えで。
いや、いいんです。スケベ心ありありで。私、そういうの大好き。
ただ、
「自分の心に正直に生きる。」
こういう大それたことを、たやすく言うてしまうなら、
自分の隠された欲望にもしっかりと目を向けたい。
正義感に燃えてる心のどこかで、
どこか気持ちいい自分がいるはずで。
「⚪︎⚪︎さんのおっしゃることにに間違いはございません。」
前の会社のアナーキー上司(師匠)が、キレると、必ずこのセリフを言っていた。
「君の言ってることは全て正しいが、全く面白くない。」
師匠、この年になってあなたの言葉の意味がやっとわかった気がします。
そう、結局面白くないんだよ。それそれ。
ところで。
今朝、テーブルの上にあったタオルで顔を拭いたら、夫がびみょうな顔でわらっており、どうしたんって言ったら、なんでいつも会社に持っていくタオルがびみょうにしめっているのか、ここ数週間不思議に思っていたらしい。
え、これ毎日会社に持っていってたの?なんでテーブルにタオルが置いてんだろと思ってたけどちょうどええわって感じで。
あと、私はテツなんで、いまは一番いすみ鉄道の犬釘が欲しいと言ったら何を言っているかわからないと息子に言われた。
あーもう家族でもわからんことはたくさんあるわー。だから他人をとやかく言うのは今回でやめて、次回は26日火曜日、私の失敗話を聞いてください。
#正しい人#自粛モード#批判する人たち
第67話がんばれ自分。
小4になり、息子はとあるスポーツを本気で始めた。さらに勉強もがんばりはじめた。
「さあ、こっから見返してやれ。」と言うたところ、
「ぼくずっと勉強してますけど。」と小4息子。あ、そやったね。
「かあちゃん、野口英世のおかあさんみたいだね。」
「そうそう、野口英世みたいに、リベンジや。」
「ぼく別にいじめられてませんけど。」
息子もなかなか言い返すようになり、全然話が噛み合わない。
っと震災が起きたというのに、
いつもどおりのんきなネタで始めたのには、訳がある。
心はもちろん傷むが、できる金額を寄付したあとは、
いいんですっていつもどおりで。
ちゃんと自分の仕事をして、世帯として税金を納める。
私のような凡人が、それ以外に今できることなんて、
なんにもないんやでしかし。
そう、くだらない毎日といつもどおりの消費が、
今震えている誰かを支えると信じよう。
人を励ましている暇があったら、がんばれ自分。なんである。
ところで。
私は関西に住んでいるので、九州は東北より馴染みが深く、
よく旅行していたし九州エリアの仕事もしていたので、
なぜか今回の地震は気持ちが近い。
で、阪神淡路大震災のことを思い出してしまった。その時の話です。
ところで。
テレビで避難所の映像が流れ、小さなガラケーを必死で見ている60代くらいのおばさんを見た。
もう災害対策に全世帯全スマホやな。これ。そして全テレビ回線を全ネット回線に。
日本の技術なら80才の老人にも使えるスマホなんか簡単に作れるんとちがう?
ずっとテレビを見られる状況じゃないかもしれないし。
次回は22日金曜日。家でスマホで地震のニュースばかり見てると
会社に来るとほっとするね。ってことでよろしくおねがいいたします。
第66話 役員できないんでPTAを脱会したいと学校に言ってみた。
この間、小学校のPTAについて、菊池桃子さんが何か言ってたような気がする。
そう、無理なことはやめよう的なこと。
でも、あの活動をやりたい人たちがいるんだろうな。だからPTAって廃止にならんのかなあ。そういえばこの間うちの市の市会議員選挙で、熱心にPTA会長をやっていた人が立候補してた。落ちてたけどね。
で、4月になり、今年もやってきました。PTA役員選出のお知らせ。これ、春の風物詩みたいなもんである。
私は、もちろん役員などやったことがない。仕事をしてるからっていうわけじゃなくて、私全く人望ないねん。まあくじ引きで決める場合もあるけど。
で、今年も役員ができない理由に仕事は入らない。などなど書いたプリントがやってきまして。
そのとき、ふと思ったわけです。
仕事をしているからできない。これ当たり前の話。だってそうやん。仕事やで。でも専業主婦やから君時間あるやろ。って言うのもめっちゃ失礼な話なんと違う?
PTAの存在意義については、おいとくとして。
単純に、私自身が貢献できないものの恩恵を受けるのはおかしい気がしまして。役員できない私が悪いんで、PTAを脱会できませんかと学校に聞いてみたところ。。。
で、私がPTAをやめても、息子には特に影響はないらしい。あと、色んな話しを会長さんとしますが、運営している現場も大変みたい。で、結局「できることを。」とか「思いやりを。」「協力しあって。」みたいなマインドで補うフローで、
正直、解決策はない。
まあ、私がもし脱会したら、うちの市ではじめての脱会者となるらしい。まあ、私は市会議員に立候補なんて大それたことはできないけど、
でも、PTA会長やってました。より、PTA会員やめました。っていう人の方が、今日び選挙に受かるんじゃないだろうか。自分でいうのもなんだけど、既存のものを疑うセンスというか。そういうの必要なんでないの?
ところで。
自分の頭で何も考えないでまわりに合わせる。それって、一見真面目に見えるけど、実は不真面目なんだぜ。ってことで、来週19日火曜日よろしくおねがいいたします。
#PTA
第65話不倫な恋は犯罪か?
最近世の中では不倫の話題が続いており、
有名人の不倫にものすごい怒っている人たちがいる今日この頃。
で、
・・・実は、私は20代のころ、不倫したことがあります。
なーんて今どきこんなとこに書いてしもたら
えーどうでもよしこさんってそんな人だと思わなかったーもう漫画読むのやめますー。そんな人がブログやってるなんて許せない。漫画に反省の色が見られない。
みたいな正しい世間の声が寄せられるのでしょうか。
まあ私は有名人とちがうんでこんなことは起きませんが。
まあね、不倫なんてよくあることやしみたいな感じで、軽く許してしまう風潮になってしまったら、っていう心配はあるんだと思うけど、
目を吊り上げて声を上げてもひとは気持ちいいことをやめられないんやでしかし。
で、数年前こんなことがあったのを思い出しました。
この電話の相手は、とりあえずものすごい私に腹を立てており、まるで犯罪者扱いであった。そんなん、浮気した夫が悪いんちゃうん。
浮気は一人ではできまへんで。っと思ったけど、女の人って案外浮気相手の方につめよっったりする。
もし、夫の妻に対する愛情がすでに冷め切っていた場合、これは逆効果かもしれない。
「奥さんこわかったぁ(涙)でも私は、だいじょうぶだお★」とか浮気相手女子にこれをうまく使われたりして。で、こいつは俺が守らなきゃ的に余計盛り上がったりして。
「あいつには何もさせない。(無理だけど)」「無理しないで。(無理してね。)」なんつーて。
あかんあかん、変な妄想が湧き出てきたので、ここらへんでもうやめときますわ。
ではでは。次回は4月15日。清く正しくよろしくお願いいたします。
第64話女子はなぜおっさん化するのか。
私は、基本化粧をしない。自分でもあかんと思う。
こんなオバハンが化粧しないのなんて。
うちはフレックスなんで朝の時間ならたっぷりあるんですが、なんでしょう。これ、自分で言うのもなんだけど、深い病理がある気がする。
そう、私は35歳くらいから、あえて自分のことをおっさん化させた気がする。
女性ならかならず通る悩み。仕事などで「私より若い子の方がいいんでないの?」っていう世界から、逃げたかったんではないのか。と。
おおげさにいうと、もう女性でいるの損だから女性でなくなってしまいたい。みたいな感じ。オンナというくくりにいたくない感じ。
鏡よ、鏡よ、鏡は言いました
「若い女子に負けるなら、いっそ小綺麗なおやじになっておしまい。」
その作戦は全く成功せず、私はただの小汚いおばはんとして、今日も会社に出勤する。ノーメイクだけど花粉症なんで、目のまわりはボクサーなみにワセリンを塗っている。そう、おばはんは打たれ強いんである。
イソムラねえやんは、最近よくお仕事をお願いしているコピーライターなんですが、ときどき黒いことを言う。
あ。私全部覚えてるんで、ちょこちょこ出していきます。
で、最近この年まできたら、若いとか年いってるとかもう関係ないんと違うかと思ってきました。そう、妖怪に若いとかトシだとかあります?ましてや男とか女とかあります?
そうそう、もう妖怪レベルまできたらこっちのもんですわ。
どうでもよしこ、まだ、ほんの64話。まだまだあるで、あるはずやろ、多分。ってことで次回は4月12日火曜日。よろしくお願いいたします。