第74回 試着室でおしっこ。
この年になったら、最近の若者は。。とか言いたいところだけど、私の若い頃にくらべたら雲泥の差なんである。まあ優秀だし真面目。人柄もよい。今、私が大学生で今の会社に就活したら、私は絶対に受かっていない。こんな人たちと競争したら、絶対負けると思う。
で、思い出しました。
私は大学生のころ、とある有名なブランドショップでバイトしていた。よく雇われたなあと思いますが、そこで今じゃありえへん接客をしていた。
まず、試着したお客さんが似合わないとあからさまに顔にでる。さらに綺麗にカットソーなどをたたむのは好きだったんだけど、崩されるのがいやだったので、「手にとってごらんください。」とか絶対に言わなかった。むしろ触るな的な。
あ。お客さんが試着しても基本放置。鏡みたらええんやんけと思っていたし、プレゼント包装はめっちゃ頼まれたらいやいややる感じ。でも掃除は好きだったので、よく店の前をほうきで掃いてたけど、前を通って邪魔されるのがいやで、私がそうじしている間は、お客さんが店に入れなかった。
それにそのブランドの服を着なくちゃいけないのに、なんと母親の縫ったスカートでお店に出てた。
でも、世の中にはこういう接客が好きな変わったお客さんもいるもんで、数人の固定客が私についておりギリギリ売っていたため、かろうじてクビにならなかったのである。
あれ、あれれ。今とやってること変わらんね。
当時の自分を思い出すと、もう恥ずかしくて泣きたくなりますが、お店にはいろんな人がやってきました。。。。
今もその店はあり、あの人、店の前を通るとき、いつも思い出してるんじゃないかな。と思う。
最近、嫌われる勇気とかいう本ありますよね。あれ私よくわからない。そんなものに勇気が必要なんだろうか。元祖ハブられものとしては、あえてこっち側に来なくてもいいんじゃないかと思う。いいじゃん。人気者でもなくかといって嫌われ者でもなく、普通にできる人は普通でいいんでないの。
どんな集団に入っても、気がつくと一人になっている。そんな人生をあえてやらんでも。酒がないとつらいよ。
あ、暗い話になりましたね。まあ、いいじゃん。若者にはうっかり組織から浮いてしまったときのやりすごし方をぜひ教えたい。ランチなんか一人で行きすぎて、携帯ゲームのオセロはプロ級だぜ。ってことで、次回は5月24日。よろしくお願いいたします。