勉強が始まる前にもう中学についていかれへん。
息子さん中学校始まったね。がんばってんの?ってよく同僚に聞かれる。
がんばってまんがな。親子共々もうへとへとでして。勉強頑張る前にこんなに大変なことがあったとは。
毎日、容姿をととのえて、決まった格好で学校に行く。決まった持ち物を持っていく。
これが我々親子には大変なんである。
というのはね。
昨日、息子は学校規定の白い靴ではなく、うっかり小学校時代の黒い靴を履いて学校へ行ってしまった。こりゃマズイとてんぱってしまい、
「終日、地味に動かないようにした。」らしい。
そやねん。12年間身なりに気を配らず自由にやっておったので、もう大変なん。
さらにさらに。
体操服ってちゃんと名前をアイロンでくっつける小さな名札状のゼッケンが添付されていたらしい。雑な私はそんなもの包装とともに捨ててしまい、ゼッケンってなんやねん状態。
息子は、学校で自分だけ名前がついていないことに気づき、こりゃヤバイとジャージを脱がんかったらしい。暑いから体育の時間あまり動かず。
「お母さん、昨日、ぼくは学校で気配を消していました。」
とほほ。
息子は幸い友達が多い。息子の人付き合いの良さで私と親しくしてくれるお母さんもいて、わたしにも相談相手がいる。
なので、友達のお母さんに体操服のラインを送ってもらい、ゼッケンとはどんなものか判明。
さらに購買部で80円で購入できることも判明した。
「明日買ってくればええやん。明後日からバッチリや。」
「でも、あした野球部の仮入部があって、これは地味にしてる場合ちゃうねん。熱中すると僕うっかりジャージを脱いでしまうねん。」
「それはマズイな。」
二人で夜中にどうやって明日を乗り切るか話し合い、似たような白い布を明日だけ簡易的に貼ることにした。しかし白い布どこにあんねん。
息子が私のお気に入りの白いTシャツを見つめているので、それはアカンと注意した。
「あ、君の白いグンゼのパンツあったやん。あれは?」
「あれはいつか必要な時がくるかもしれない」
と、この後に及んで息子も自分のものを切ることに抵抗する。
仕方ないので、傍らにあった白いマスクを切ってみたところいいねいいねと二人で納得。花粉症バンザイ。
しかし。
「あのさ、お母さんも長い間生きててさ、はじめて再確認したんだけどさ、マスクってさ薄い紙のような布が3枚重ねなんだね。これさ、どうやって体操服につけるんでしょうか。」
「お母さん、もう僕眠い。」
わかった。君には明日、規定通りに身なりを整えて学校へ行く重要な任務がある。ここは母に任せて早く寝たまえ。
と、いうことで、手先が超不器用な私も頑張ったんどすが。
これ、余計目立つんとちゃうかな。まあいいか、名前がついてるってことで。
ってことで、決まりをふざけて守らないのではなく必死で頑張ってついていっている。がんばりますよ。中学までは。
高校は私服のとこがいいね。持ち物とか宿題とかも無い方がいいね。集団じゃないほうがいいね。ってそれってどこだよ。
ってことで、またやらかすと思うのでまた書きます。